腫瘍

良性腫瘍

皮膚の良性腫瘍には、色素異常を含む次のようなものがあります。たこ、うおのめ、ほくろ、汗管腫、異常性白斑、しみ、そばかす、脂肪腫、血管腫、石灰化上皮腫、老人性色素症、脂漏性角化症、表皮嚢腫(粉瘤腫等)、粘液嚢腫、神経線維腫、皮膚線維腫、毛細血管拡張性肉芽腫、肥厚性瘢痕、ケロイド、アクロコルドン(軟性線維腫、スキンタッグ)、肥満細胞腫などです。

皮膚科で最も多くみられるのは、上皮からできる粉瘤です。皮膚は、2週間から1カ月ほどで新しい皮膚と入れ替わります(皮膚の再生)、古い表皮は角化して角質になりとれます。粉瘤は、本来皮膚からはがれおちるはずの角質と皮脂が、はげ落ちずに、皮膚の下に袋状の構造物が出来て、袋の中に溜まってしまう腫瘍の総称です。

脂肪腫との違いは、脂肪腫は袋がなく、皮下脂肪と脂肪細胞のかたまりですが、粉瘤は、袋(嚢腫壁)の中に皮脂や角質などが溜まっています。脂漏性角化症(老人性疣贅)は黒色のぼつぼつができ、多くは悪性化がないですが、強い痒みを伴う場合は、内臓に悪性腫瘍がある場合があります。

軟性線維腫は、首、頸部、脇の下などに中年以降に出来る疣状のもので、後期になると、皮膚からぶら下がる状態になります。血管拡張性肉芽腫は、幼児や妊婦に出来やすい良性の腫瘍です。顔、頭部、指などに発生しやすく、出血があります。石灰化上皮腫は比較的子供におおく、触ると石のような硬さの石灰質が、皮膚内部に出来ます。肥厚性瘢痕は、外傷部に出来た傷口を治そうと出来た線維組織が過剰になり、みみずばれ場の傷跡が残ることです。