皮膚のかゆみや非感染症の症状

水疱のできる病気

水泡のできる病気、天疱瘡、や、類天疱瘡は、自己抗体が、自己抗原に対して、皮膚を障害し、水泡を形成する疾病です。虫さされや感性症などの原因なしに、表皮細胞間に対する自己抗体が表皮にある自己抗原に結合して、皮膚に水疱が作られるのが天疱瘡、基底膜部にある自己抗原に対する自己抗体を示すのが類天疱瘡です。

特定の人に自己抗体ができる理由は分かりませんが、ステロイド内服での治療が有効です。但し、ステロイド内服の副作用には、胃潰瘍や、骨粗鬆症がある為、この予防の為の薬も処方します。また、糖尿病、高血圧、高コレステロール血症をおこす可能性がある為、検査を継続して行います。

尋常性天疱瘡は、口唇、口腔内に病変が見られ、とくにほほの内側粘膜や舌に起こることが多いです。この病変は長期にわたり見られます。粘膜皮膚型は、口腔内病変に加え、弛緩性水泡や治りにくいただれが、全身に起こります。

脇のしたやそけい部などの部位に起こることが多いです。落葉性天疱瘡は全身に小型の水疱が起こりますが、口腔内には、病変は起こりません。類天疱瘡は全身にかゆみを伴う赤い斑点や緊満性の水疱がみられ、口腔内にも病変は見られます。

ただし、治療は尋常性天疱瘡より早く進みます。通常の内服薬や外用薬で効果があまり見られない場合、血漿交換療法という免疫治療を行う場合があり、ステロイドを点滴注射するステロイドパルス療法や、他の免疫抑制薬が通常の外用薬、内容薬と併用して行われます。