皮膚の疾病

虫さされ

皮膚に炎症を起こす虫さされを起こす虫は主に、吸血する虫(蚊、あぶ、ぶゆ、ノミ、シラミ)、刺す虫(はち)、咬む虫(ムカデ)、触れると炎症を起こす虫(毛虫)に分けられます。また、クラゲやヒトで、ある種の海藻類や海生動物からも同様の皮膚炎を起こす事があります。

虫さされにより、痛みやかゆみが生じます。痒みは皮膚に触れ、または皮膚内部に入った物質に対するアレルギー反応でおこります。痛みは、刺されたり、咬まれたりする事による痛みと、皮膚内に入った物質の化学反応による刺激とに分かれます。

ただし、日本にいる(在来種)虫で命にかかわる程の毒をもつものは多くはありません。ただし、アレルギー反応を強く起こしやすい人や、体質やその時の免疫の状態等で、全身に反応が出たり、強いショック症状が起こる場合もあります。吸血する虫は、吸血された時に皮膚内に入る物質により、痒みや赤み、腫れが生じます。

はちに刺された場合、はちの毒により激しい痛みが生じます。初めて刺され時は、一日程度で症状が治まりますが、2回目以降は、はちの毒に対する抗体ができている為、刺された直後から人満身や、酷い腫れ、赤みが起こります。中にはアナフィラキシーショックを起こし、30分位で意識や血圧の低下を起こす場合もあります。刺された場合、安静にし患部を冷やします。

毛虫等の触れると症状の出る虫には、毛に毒があり(全ての毛虫にあるわけではありません)触れた場所だけに症状が起こりますが、痒みの為に皮膚を擦ると症状が出る範囲が広がります。一般の虫さされは、軽症であれば、市販の痒みどめや、ステロイド外用薬、重症の場合は内服薬を併用します。