皮膚の疾病

汗による障害

汗腺や脂腺などによりみられる皮膚の症状では、ニキビ、酒さ、酒さ様皮膚炎、汗疹、多汗症、汗疱症、汗疱症湿疹、腋臭症、老人性脂腺増殖症などがあります。酒さは、中高年に起こりやすく、顔の血管の拡張で皮膚が赤くなります。

外気の温度や精神的緊張で症状が出やすくなり、発疹をともなうこともありますが、痒みはありません。消火器障害や神経血管障害等が原因となります。汗疹は大量の発汗とエクリン汗管が関係しておこります。

大人も子供もエクリン汗管の数は同じで、子供の方が密度が高い為、汗疹になりやすい。汗疹自体はかゆみがありませんが、進行し赤みを帯び、更に掻くことにより、湿疹化し強い痒みを感じます。汗疹が進行して、とびひや水虫などほかの皮膚症状になる事があります。

多汗症は、体温上昇とかかわりなく、発汗が以上に増加する症状で、手、足、脇の下、顔などに症状が出ます。交感神経が機能を失い、エクリン腺より汗が過剰にでる為で、精神的な原因ではなく、身体機能の失調により起きる症状です。

汗疱症は、手の平や足に水ぶくれが起きたり、皮がむけたりします。緊張して汗をかきやすい人、また季節の変わり目などにおこります。通常は痒みを伴いませんが、湿疹化すると痒みを伴う汗疱症湿疹に進行している場合があります。腋臭症は、思春期に入り、アポクリン腺の発達と共に皮膚や毛の細菌等とアポクリン汗が反応することにより起こります。

老人性脂線増殖症は中年以降の男性に起こりやすく、脂腺の増殖により数ミリの柔らかい腫瘍ができ、中央部はへこんでいます。多くの場合、皮膚を清潔に保つことのほか、外用薬や必要であれば外科処置をする事もあります。