皮膚の疾病

やけど

熱による皮膚や粘膜の損傷をやけど(熱傷)といい、高温の液体や固体、まれに気体に一定時間以上接することでやけどの症状がでます。やけどは血が出たりというのは、かなり重症でないとありませんが、やけどを受けた皮膚が赤みや腫れをおこし、しばらくしてから、腫れや水ぶくれが徐々に症状が進みます。広範囲にやけどを負った場合、患部の治療と並行して、熱傷によるショックを治療する為、点滴が必要です。

また、40℃から55℃くらいの比較的低い温度であっても、皮膚の薄く弱い、老人や乳児などは、やけどを負う場合があります。また、大人であっても長時間、この温度にさらされていると、やはりやけどを負う場合があります。

やけどの応急処置として、一般的に水で冷やす(流水で冷やす)が最も効果的とされています。これは冷やすことで症状を軽くすると同時に、症状の進行を止める役割もあります。その後、薬を自己判断で塗布する前に皮膚科で診てもらうのがベストです。

深さによって、やけどはIからIII まで分類されます。I表皮のやけどは、傷跡を心配する事はありませんが、抗炎症剤の軟膏での治療が有効です。IIは、水ぶくれができるやけどで傷の深さの浅いものは水ぶくれが敗れた時に潰瘍になるが、治療を受ければ1週間から2週間で目立つ傷を残しません。

同じIIでも、深い傷は治療を受けても傷が残ったり、傷跡が引きつれたりして、治療にも1、2か月かかります。皮膚と呼ばれる深さ全部まで、損傷を受けたIIIのやけどは、自然治癒はできず、治療にも時間がかかるので、入院や皮膚移植などの外科的措置が必要です。また、これらの損傷の深さは傷を受けた直後ではなく、2,3日たった方が判別しやすいです。