皮膚の疾病

色素異常

色素異常として、良く知られる白斑は、教会明瞭な完全脱色素斑で、かたちはいろいろありますが、全身で左右対称に表れる汎発型、局所的に点在する限局型、皮膚神経にそう分節型。汎発型は、全年齢層におこり、徐々に広がりますが、分節型は、若いうちにおこり、自然軽快することもあります。

原因は完全には分かっていませんが、自分で自分のメラノサイト(メラニン色素をつくる)を破壊する自己免疫説、それから、白斑の分布が神経に関連する領域に出現することや自律神経系の変化がみられることから、神経たんぱくの分泌低下や、神経たんぱくのメラノサイト感受性低下により起こると考えられています。

甲状腺疾患等の合併を伴う事があります。根治することは、難しいです。治療を行っていくことで改善する事がありますが、発症期間の長いもの、四肢末端に発症するものは治りにくいです。副腎皮質ホルモンの外用薬や内服薬、活性型ビタミンD3の外用薬が有効とされています。

紫外線治療や皮膚移植が有効な場合もありますが、いずれの症状にも有効というわけではありません。紫外線治療の代表的なものは、PUVA療法といい、光感受性薬剤を塗布または内服したのち、紫外線照射装置で長波長紫外線を照射します。また、中波長紫外線を照射するNarrowband UVB療法は光感受性薬剤を用いる必要がなく、一般的には乾癬という皮膚病の為に開発されましたが、尋常性白斑にも効果があることが分かり、治療に使われています。

安定した状態の分節型の白斑には、皮膚移植も有効と言われています。薬物治療を長く続けるより、安定期にさえなれば皮膚移植を行った方がよいと考えられています。