皮膚科での診断

ケミカルピーリング

皮膚科で行う専門的なケミカルピーリングは、pHの調整や酸の濃度などを調整して行います。酸を5分から10分程皮膚に浸透させます。使う酸はグリコール酸、トリクロロ酢酸、アルファヒドロキシ酸、ベーカーゴードン液、乳酸、サリチル酸などがあります。これらを疾患や状態に合わせて、組み合わせたり、濃度を変えたりして配合します。

新陳代謝の悪い角質層をはがす治療法で、皮膚を溶かすのではなく、皮膚の角質管の結合を弱める為、酸の塗布後、角質がはがれていきます。施術後、皮膚の再生促進の為、ビタミンC誘導体を用いる事があります。

効果があるとされるのは、ニキビ治療、小さいしみ、小じわなどで、そばかすや肝斑などには、あまり効果は期待できません。また、稀にしみなどにみえる悪性度のある腫瘍もあるので、専門医に診断を受けてからの方が安全です。

ケミカルピーリングには状態により、角層のみの最浅層ピーリング(レベル1-ニキビ等)、表皮顆粒層から基底層の間の浅層ピーリング(レベル2)、表皮と真皮乳頭層の一部及び全部の中間層ピーリング(レベル3)、表皮と真皮乳頭層また網状層に及ぶ深層ピーリング(レベル4)にわかれます。治療中の病気のある人や妊婦、授乳中の母親、傷跡が残りやすい人は受ける前に担当の医師に相談してください。

角質が傷んでいるとレベルの高いピーリングが必要になるので、施術前日の顔そり、パック、スクラブ洗顔は行わない事。治療後は、若干肌がピリピリしたり、赤くなってカサカサしたりしますが、数日でその症状はなくなります。角質層がはがれていて紫外線による影響を受けやすくなっているので、紫外線から肌を守るサンスクリーンがしばらく必要になります。