皮膚の構造と役割

ターンオーバーをつかさどる三層

ターンオーバーをつかさどる三層のうちは、角層は、表皮が変化して出来、一番外側で防護の役割を果たします。部位によっては、厚さが異なり、普通は5層から7層ですが、足の裏、手の平などは、200層程あります。角層が固くなる疾病にかかると更に厚くなる症状が出ます。角層でできる一般的な皮膚の症状には、角化症、たこ、いぼなどがあります。

表皮はさらに顆粒層、有棘層、基底層にわかれていて、顆粒層には、抗菌物質が含まれ、有棘層には、有棘細胞と呼ばれる酵素を含む細胞があり、その細胞の間にランゲルハンス細胞と呼ばれる免疫に関係する細胞があります。ここに関連する皮膚の疾病は、免疫に関係するアレルギー性の接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎などがあります。

三つめの基底層にメラノ細胞があります。基底層から、有棘細胞、顆粒層、そして角質へと順に細胞が表面におくられ、約2週間から4週間の間に、ターンオーバーと呼ばれる現象がおこります。この、表皮と角層の仕組みは、皮膚の治療や、状態に深く影響します。

皮膚の再生のしくみとも呼ばれています。発熱や皮膚炎などにより、このターンオーバーの周期が早く(短縮)すると正常な再生がうまく行われず、細胞が未熟なまま角質として贈られる事があります。このターンオーバーの仕組みは、皮膚の治療の時期と深く関わりがあり、正常な機能と防御の役目を持つ皮膚に再生するまで、治療を行う目安となっています。