皮膚の感染症

性感染症

性感染症(Sexually Transmitted infections)は、性的接触により感染するものの総称で、AIDSも性感染症の中の無症候群となっています。若年層、また女性の感染が増加しています。いろいろなSTIのうち、皮膚に症状の表れるものは、梅毒、軟性下疳、鼠径肉芽腫症、クラミジア感染症(鼠径リンパ肉芽腫症)、ウィルス感染症(性器ヘルペス、B型肝炎、C型肝炎、G型肝炎、ヒト免疫不全ウィルス感染症、ヒトT細胞白血病、サイトメガロウィルス感染症、EBウィルス感染症)、真菌感染症(性器カンジダ症、疥癬、ケジラミ症、赤痢アメーバ)があります。

これらの病原体の感染源は、精液、頸管粘液、唾液、便中等からくるもので、梅毒、軟性下疳、鼠径リンパ肉芽腫症等は、抗菌薬ペニシリンの開発で少なくなってきています。感染してから、数日から1週間で発症するものが、淋病、軟性下疳、性器ヘルペス、2週間位までに鼠径リンパ肉芽腫症、1週間からい1か月くらいで梅毒、尖圭コンジローマは3カ月程と様々です。

また、病変が感染部位に現れるものと、感染部位以外に現れるものもあり、手や口腔内に現れるもの、頭部を除く全身に現れるものもあります。全身に現れるものでは、梅毒、B、C型肝炎、サイトメガロウィルス、HIVやEBウィルスなどがあります。検査方法や治療方法は様々です。

特に皮膚に症状があらわれている場合は、早めに専門医に診てもらう事が、ほかへの感染を防ぐ方法でもあります。性感染症への対策としては、病気に対する知識を若年層に啓発すること、避妊の意味だけではなく、防御の為のコンドームの使用、また、ワクチンの開発も必要となります。