皮膚の感染症

皮膚感染症(真菌)

白癬、ケルズス禿瘡、皮膚カンジダ症、癜風、マラセチア毛包炎、スポロトリコーシス、クロモミコーシスなどがあり、代表的なものが、白癬です。顕微鏡検査(真菌検査)では、病変部を少しとり、KOH検査(苛性カリ液で、角層を溶かして菌を見つける)を行います。

原因菌を特定することで治療方針や治療期間を把握することができます。ここで一般的に皮膚疾患の原因となる真菌(カビ)は、ヒト好性菌である事が多く、ひとからひとへ感染します。白癬は、皮膚表面や毛、爪にできる白癬と、皮膚内(真皮)に侵入し、肉芽腫を作るものがあります。

角質層の感染では、体部白癬、股部白癬、毛髪には、頭部白癬、白癬性毛瘡、爪には爪白癬、真皮では、白癬性肉芽腫があり一般的には、発生する場所により、水虫、タムシ、爪水虫、しらくも、いんきんたむし等と呼ばれますが、白癬が原因で、真菌を殺すための外用薬や内容薬を処方します。

白癬は、人や動物、土壌からの直接接触感染以外にも、患部からおちた皮膚や、毛が付着するはきものや、タオルや衣類、畳や床を介しての間接感染もあり得ます。伝染性疾患であることから、患部を清潔にし、高温多湿(真菌が好む環境)を避け、接触する可能性のある家族全員の治療が有効です。

共有するタオルや場所は日光消毒や熱湯消毒などの滅菌処理が有効です。また、治療期間は、真菌が感染している部位によりますが、短いものでも1カ月、場所や症状によっては、一年以上診る事もあり、例え表面的には治癒しているようでも、専門医の指示のあるまで、内服や外用薬を続ける事が大事です。