皮膚の感染症

皮膚感染症(寄生虫)

主なものでは、ヒゼンダニが人の皮膚に寄生して起こる疥癬という皮膚の病気で、ヒゼンダニが数十匹以下の通常疥癬と100万匹以上に寄生される角化型疥癬があります。角化型疥癬は感染力が非常に強く、また潜伏期間にも差があります。

通常疥癬は、患者から他人へまれに感染し、症状が出るまで1、2か月かかるのに対し、数が多い角化型疥癬は、患者との接触が短時間であっても、また、直接ではなく、衣類や寝具などの間接接触であっても感染し、4、5日以内に発症します。

しかし、角化型疥癬の患者から感染しても、最初は通常疥癬として発症することが殆どです。通常疥癬は、湿疹やアトピー性皮膚炎、皮膚そう痒症や虫刺されと似ています。角化型疥癬は、紅皮症や、悪性リンパ腫、乾癬などや、爪に出来た場合は爪水虫に似ています。

顕微鏡でヒゼンダニを検出出来れば疥癬である事が確定し、治療方針が決定しますが、ヒゼンダニが大変小さい為、検出できない事もあります。疥癬トンネルと言われる結節を目安とする場合があります。疥癬である事が判明すれば、ヒゼンタニを殺す薬を内服薬や外用薬として用いまた、併用して痒みどめの抗ヒスタミン薬の内服を処方されます。

但し、子供やお年寄り、妊婦や授乳期の母親などには、処方を控えた方がいい場合もあります。通常は、一か月程度、角化型疥癬でも2カ月程度で、終息しますが、疾病の流行や、患者同士でうつしあう場合もある為、半年程度は、注意が必要です。