皮膚疾患を診療する医療機関の一つである皮膚科について解説しています。

皮膚疾患は皮膚や粘膜に関する異常で、それを診療する医療機関が皮膚科です。

人体の中で最大の器官である皮膚は、様々な重要な役割を担っています。体温調節、水や電解質の調節、外気からの有害物質の遮断や、紫外線などの太陽光からの保護など実に多くの役割を持っているのです。

皮膚は構造的に表皮、真皮、皮下組織(脂肪層)の三層からなり、それぞれが重要な個別の役割を担っています。

また、人体の最前線にある皮膚は、皮膚の色、きめ、しわなど多くの情報を発信し、個人の重要な個性をかたちづくっています。その為、皮膚の状態の変化やトラブルは個人の内面へのストレスへとつながります。

皮膚トラブルの身近なものでは、日焼け、にきび、かぶれ、しみなどから、やけど、アトピー性皮膚炎など。これら皮膚疾患の多くで痒みや痛みを伴い、つい掻いたり擦ったりしてしまい、それが皮膚疾患を悪化させる大きな原因にもなります。皮膚疾患からくる痒みや痛み、また目につきやすい場所にあることから来るストレスも侮れません。

軽度な皮膚疾患であっても、ストレスから掻破行動を日常的に繰り返し、重症化する場合もあります。多くの皮膚疾患では、外からの外部刺激、温度、光、食べ物、汗、ホコリなどと内部要因が組み合わさり、発症する事が多い為、外からの要因と内部要因を正しく見極める事も大切です。さらに人の目につく、皮膚のトラブルは、皮膚の健康問題としてのみならず、心身へストレスとして影響を与える事も多いのです。

最近では、様々な市販薬も増え、症状が軽いようなら、市販薬を使ったり、以前処方された薬で間に合わせるケースもあります。症状を適切に診断しなかったり、薬の選び方、誤った薬の使用方法などの為、十分な症状の改善が見られなかったり、重篤化する場合すらあります。皮膚の状態や異常を適切に把握する為、早期に皮膚科を受診する事は、ほかの様々な疾患同様、早期治癒につながります。